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意外と見逃しやすいビジネス用PCであると嬉しい“端子”

必要な端子を搭載したPC

ビジネス用PCではコスト面が重要視されますが、最近ではリモートワーク時のセキュリティー問題や紛失リスク、重さなどの可搬性なども考慮されることが多くなりました。意外と見落としがちなのが、必要なPC端子が搭載されているかです。端子は映像の外部出力やネットワークを介した通信、各種機器との接続で機能を拡張するなど重要な役割を担っています。そこで、ビジネスシーンであると嬉しいPC端子を用途やシーンを交えて紹介していきます。

PC端子の種類と機能

ノートPCに搭載されておりビジネスシーンでの使用頻度も高い「映像出力・通信・汎用(USB)」に利用できる代表的な端子と、それぞれの機能をみていきましょう。

必要な端子を搭載したPC

映像出力端子

映像出力端子は、映像と音声をディスプレイやプロジェクターに出力できるHDMI端子が主流になっていますが、電源供給はできないため、外部表示機器側の電源は別途必要となります。

最近ではHDMI端子から汎用端子のUSB Type-C®端子への置き換えも進んでおり、「Thunderbolt™4」もしくは「DisplayPort Alternate Mode」の通信規格を採用していれば映像を出力することができます。さらにUSB Type-C®は外部表示機器への電源供給も可能です。

USB Type-C®端子

通信端子

LANケーブルを接続する有線LAN端子もビジネスPCでは必要です。最新規格の無線LANでは有線接続時と遜色無い通信速度になりましたが、まだまだ対応するルーターが少ないのが現状です。複数人が同時接続を行ったり、映像配信を行ったりする際は安定したネットワーク接続ができる有線LAN端子があると安心です。

汎用端子(USB)

汎用端子のUSBも登場から20年以上がたち、現在では通信速度や供給電力量が増え、先に紹介した映像端子としても使用されています。規格やコネクターの形状も増えてきましたが、PCに搭載される端子は主にUSB Type-A端子とUSB Type-C®端子となっています。

映像出力端子のメリットと利用シーン

ハイブリッドワークによりデスクトップからノートPCへの移行が進んだものの、大画面を必要とするケースも依然としてあり、PC画面や写真・動画を大型ディスプレイやプロジェクターに出力できる映像出力端子を使用する機会が増えています。

PCとディスプレイをHDMI端子でつないだシーン

より重要性が高まった映像出力

HDMI端子やUSB Type-C®端子は、社内外でのプレゼンテーション時に大型ディスプレイやプロジェクターに出力して説明する用途で使われています。さらにオフィスで印刷して確認・配布していた資料も、ペーパーレス化により外付けディスプレイで共有するケースが増えています。
最近ではトリプルディスプレイに対応するPCも登場しており、今後は映像出力端子が複数必要な時代になる可能性もあります。

ハイブリッドワークの効率をアップ

映像出力端子のメリットの一つは、ハイブリッドワークで活躍するノートPCの画面を最大限に拡張できることです。自宅でもオフィスでも映像出力端子から外付けディスプレイに接続することで一覧性が高まり、作業効率がアップします。資料の閲覧や数値集計などにディスプレイ内のワークスペースを十分活用できるでしょう。

また、Microsoft TeamsやZoomなどを利用するWeb会議では、共有資料の表示先を外付けディスプレイにすることで参加者の表情が見やすくなり、より円滑なコミュニケーションを行うことができます。

対面の打ち合わせ機会は減っていますが、自宅から直接お客様先に出向く場合、資料を印刷できないケースもあります。その際は映像出力端子を使って、外付けディスプレイでの共有や、プロジェクターへ接続するケースが想定できます。

通信端子のメリットと利用シーン

クラウドサービスの利用によるデータ通信量の増大や会議のリモート化は、安定した通信環境が求められるので無線LANよりも有線LANで接続したほうが良いでしょう。

端子が豊富なPCでWeb会議をしているシーン

Wi-Fiが使えないトラブルへの対処として

有線LANは、安定した通信と高速通信がメリットです。最近のノートPCでは無線LANの利用が増えていますが無線LANのトラブル時の代替手段として使うこともできます。

また無線LANでは、PCに加えスマートフォンなどのモバイル機器も利用するため通信速度の低下が起こることがあります。その点、有線LANは接続される機器が限定されるため、スムーズにデータ通信できます。

端子が少ないPCで困っているシーン

ビジネスに必要な安定した通信環境を担保

例えば出張先のホテル滞在時、メールやWeb閲覧、クラウド上での書類作成を行う場合、ホテル館内の無線LAN電波が安定しないと作業効率が低下します。このとき有線LAN端子があれば、ケーブル接続して安定した通信を確保することで作業効率もアップします。

利用機会が増えているウェビナー配信を行う場合にも有効です。無線LANと比べ安定した通信品質を維持でき、円滑で途切れにくい配信を行うことができます。失敗できない配信や、大切な会議前に無線LANが不調になってしまうことは、備えが無い場合に限って発生することがあります。無線LANの代替として備えておくことで、安心してビジネスを進めることに集中できます。

USB端子のメリットと利用シーン

ノートPCの普及により、USB経由でキーボードを接続する機会は減っています。しかし、ハードディスクや外付けドライブ、スマートフォンの充電ケーブルなど、使用機会が多い端子です。

USB Type-C®ハブとPCを接続した様子

汎用性&拡張性はビジネスとマッチ

ビジネス利用の際は、作業効率化のためにUSBドングルを使うマウスや打鍵しやすい外部キーボードを接続する方もいるでしょう。スマートフォンやモバイルバッテリーなどの充電を同時に行いたい場合もあり、USB端子数が足りないこともあります。そのような時にはUSBハブやドッキングステーションを使うことで簡単に端子を増やせる汎用性もメリットです。

PC環境をパワーアップしてビジネスを加速する

Thunderbolt™ 4対応 USB Type-C®ドッキングステーションやUSB Type-C®ハブを利用することで、USB端子だけでなく、USB以外の端子の拡張も可能です。自宅やオフィスの自席でノートPCを使うときは、マウス・キーボード・ディスプレイ・ハードディスクなどをあらかじめドッキングステーションに接続しておくことで、始業時のルーティン作業時間の短縮などの効果も得られます。

またWeb会議で使用するヘッドセットもアナログのヘッドフォン出力端子ではなく、デジタルで音声を通信するUSB端子で接続することで、聞き取りやすく安定した会話を実現できます。

セキュリティー面では、USB認証キーの利用も考えられます。通常ではパスワードのみで認証する機器やサービスを、USB認証キーも併せて必要になる多要素認証(MFA)にすることでセキュリティーをより強固にすることができます。多要素認証はクラウドサービスでも採用され始めており、今後はさらにセキュリティー強化を目的とした採用が増える可能性があります。

【コラム】実はまだ現役!? SDカード

セキュリティーの観点から、外部記憶メディアを利用したデータの受け渡しは大きく減りました。そのためビジネスPCではSDカードスロットの需要も以前より減りました。

しかし、小規模事業者では外部メディアを利用したデータのやり取りはまだまだ利用されるケースがありますし、デジタルカメラでは主要な記録メディアのため、撮影データを扱う広報部などでは読み込むために必要となるケースもあるでしょう。

もしSDカードでビジネスデータを扱う場合には、PCのセキュリティー対策を十分に行う必要があります。特にSDカードを暗号化することをお勧めします。暗号化を行うと、データアクセス時にパスワードなどの入力が必要になるだけでなく、暗号化を行った端末以外では操作できなくなります。

万一SDカードを紛失した場合にも、データ漏えいのリスクを下げることができるでしょう。ただし暗号化した端末が壊れたり、初期化してSDカード側で暗号化を行った端末と認識できなくなったりした場合はデータが読み込めなくなるため注意が必要です。

まとめ

PCはビジネスシーンにおいて今や無くてはならない道具ですが、ハイブリッドワーク等の働き方の多様化に伴いその要件が変化しています。紹介したような端子が充実したビジネスPCであれば、さまざまな場面で安心して業務を行えます。ユーザーの利用シーンを想定しながら必要な端子が備わったビジネスPCを選べば、従業員の作業効率だけでなく満足度も向上するでしょう。

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